第6回.Web×経営 ~ソーシャルメディアの驚異的な拡散能力の活用~
第6回は『ソーシャルメディアの驚異的な拡散能力の活用』についてです。
ここ数年で爆発的に利用者が増えた、facebookとTwitter。
「とりあえず必要性は感じたのでアカウントを作ってみた」
という方も多いのではないでしょうか?
今回は、それぞれの特徴と企業としての活用方法についてご説明させていただきます。
facebookがここまで広まった理由はいくつか考えられますが、
簡単に更新できて、世界中の人と交流が出来る仕組みであること。
中でも「いいね!」と「シェア」はとても優れた機能だと言えます。
第1回でも触れましたが、
ソーシャルメディアを経由してWebサイトを訪れたり
商品を購入される方の割合は年々増えてきています。
これは、口コミが重要視される昨今において、
実名制であるために信頼度も高いのが理由だと考えられます。
このように多くの方と簡単に繋がる事ができ、
情報の拡散、口コミとしても利用できるのがfacebookの特徴です。
そんなfacebookの活用法は、
『既存客・見込み客と信頼を育みリピータ化する、口コミから新規顧客を得る』事です。
ただ1点
企業としてfacebookを活用するのはもちろんですが
『24時間CMが流れているテレビ』にはならないように気をつけて下さい。
facebookの利用者は『友達と仲良く楽しく交流をしたい』という目的で利用しています。
そのため、営利目的の情報ばかりでは相手されなくなってしまいます。
他の利用者が役に立つ情報、また、それらを無償で提供する姿勢を見せる事で、
利用者との信頼を形成していくカギになります。
Twitterがfacebookと大きく違う点は次の2つです。
1.繋がり方が違う
facebookは、両者の承認があって初めて『友達』になるのに対し、
Twitterは、一方的にフォローする『一方的な繋がり』を持つ事が出来ます。
2.匿名制と実名制
facebookでは、実名登録を行う必要があるため実名制ですが、
Twitterでは、任意でユーザー名を決める事ができるため匿名制です。
以上を踏まえて、それぞれのメリットをまとめると
■facebookのメリット
1.親密度・信頼関係を育むのに向いている。
2.実名制のため、信頼度の高い口コミ情報を得られる。
3.信頼性のため、誹謗中傷のリスクが低い。
■twitterのメリット
1.簡単に繋がりが持てるため、情報の拡散能力が高い。
2.一方的な繋がりを持てるため、知らない人への情報拡散が出来る。
3.潜在顧客と繋がりを持つ事が容易である。
それぞれのソーシャルメディアの特徴を知った上で
活用してみてはいかがでしょうか?
2014.02.19